ガンプラ愛好家が絶賛、ケンプファーを大胆チェンジさせた“鮮やかブルー”へのこだわり「【映え】の要素を強く表現」
モデリングサークル『YoHaNa』に所属するあおなさん(@Aona_Maxwell)は、3月に開催されたガンプラを含む模型作品の展示会「粉展2」にケンプファーを出品。“鮮やかなブルー”をまとった丁寧なカスタムで、ガンプラ愛好家たちから絶賛された。光の具合によって見え方が変わるというブルーへのこだわりと、本作への思いを聞いた。 【全身ショット】ここまで細かく”青”を塗り分け…繊細な仕事ぶりが垣間見えるあおなさんの『ケンプファー』
■完成品ハイエンドトイへの挑戦「自分も同じくらいかっこいい物を作れば解決」
――「粉展2」で本作『MS-18E KAMPFER』が絶賛されました。この反応はどのように受け止めていますか? 【あおな】たくさんの方にお褒めの言葉をいただけたことをうれしく思います。目に留めていただいた方からはお褒めの言葉とともに使用塗料・塗装方法に関するご質問が1番多かったので、それについても非常にうれしかったです。 ――制作のきっかけを教えてください。 【あおな】完成品ハイエンドトイの『メタルビルド』シリーズでケンプファーが発売されました。非常にかっこいいと感じていたんですが、「ひとまず自分も同じくらいかっこいい物を作れば解決」と思い、積んであった『MGケンプファー』の箱を開けました。 ――『メタルビルド』への挑戦から始まったんですね。もともとケンプファーは好きな機体だったのですか? 【あおな】普段は主人公機であるガンダム系統ばかりを制作しています。敵機や量産機はあんまり…ながらも「ライバル機」「ワンオフ機」という属性を持つ機体はつい目で追ってしまいます。ケンプファーもその例に漏れず、洗練された機体デザインと作中の電撃的な活躍から「いつかかっこよく作ろう」とキットを温めて(積んで)いたところでした。 ――ケンプファーというと、どちらかというとくすんだ青のイメージがありますが、本作は非常に鮮やかなブルーをまとっています。青へのこだわりを教えてください。 【あおな】ケンプファー自体、モデラーの先人方の作品、作例を目にする機会が多いキットです。『メタルビルド』で表現された時代に即したアレンジやハイディテールによる格好良さ、作品・技術としての“すごい”より、多くの層から“実際に見たい/欲しい”と思わせるトレンドに即した【映え】の要素を強く表現できるような色合いにしたかったです。