来季続投決定のロッテ・吉井監督、「うまく勝たせてあげることができなくて申し訳ない」と謝罪、自身の采配の至らなさを反省
◇14日 「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第3戦 日本ハム5―2ロッテ(エスコンフィールド北海道) ロッテは2試合連続で逆転負けを喫し、2年連続のCSファイナルステージ進出を逃した。 日本ハムに6勝18敗1分けと大きく負け越したレギュラーシーズンを象徴するような試合となった。2回にスクイズと犠飛で第2戦と同様に2点を先制したが、3回に四球と捕逸でピンチを広げ、清宮に2点適時打を浴びて同点。7回にも2四球などで2死一、二塁とされ、水野に前進守備を敷いていた右中間を破られ勝ち越された。 試合後に高坂球団社長から続投を要請され、来季も指揮を執ることが決まった吉井監督は「この2シーズンやらせてもらって、どちらもCSは出ているんですけど、優勝を逃しているんで。申し訳ない気持ちはたくさん、いっぱいなんですが、来年もと言われたので、頑張ってやっていきたいです。選手たちは頑張ってくれたが、うまく勝たせてあげることができなくて申し訳ないと思っています」と謝罪。「やっぱり自分の采配が至らなかったところが重なったので。そこはしっかり振り返りたいと思います」と反省した。 第2戦に続き、第3戦も四球とバッテリーエラーから相手の反撃を許した。「四球を出した後が大事なんですけど、そこを抑えられなかったのは今のチームの現状。どのシーズンも一緒だと思うけど、昨日や今日みたいなゲームを勝ちきれるチームにしていきたいと思っています」。犯したミスを選手の総力でカバーしきれず、僅差のリードを守り切れないことが日本ハムや優勝を果たしたソフトバンクとの違い。来季は走攻守ともに隙のないプレーで15年ぶりの日本一を目指す。
中日スポーツ