グーグル、AIデータセンター向け新型半導体発表 処理性能4.7倍に
Max A. Cherney [14日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルは14日、人工知能(AI)データセンター向け半導体「TPU」の第6世代モデル「Trillium」を発表した。処理性能を従来モデルの4.7倍に向上させた。 アルファベットのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は電話記者会見で、機械学習向けコンピューターに対する業界の需要が過去6年間で100万倍、毎年約10倍に増えていると指摘。 AIデータセンター向け半導体市場はエヌビディアが約80%のシェアを握り、残る20%の大部分はグーグルのTPUが占めている。グーグルは半導体自体を販売せずにクラウドコンピューティングサービスを通じてアクセスを提供している。 第6世代モデルは従来品に比べエネルギー効率も67%向上させた。 今年終盤にクラウドサービスの顧客向けに提供を開始する。