【一挙プレビュー】J1初優勝を目指す首位・神戸は、3位・浦和と激突! J2の自動昇格争いにも大注目 | Jリーグ
11月11日から12日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合が各地で開催される。
11月11日
14:00 北海道コンサドーレ札幌 vs サンフレッチェ広島(J1) 札幌は3試合を残して7年連続のJ1残留が確定。ここまではリーグ3位の53得点を記録するなど、6年目を迎えた“ミシャ・サッカー”の攻撃力は年々増している。そのチームを引っ張ってきたのがMF浅野雄也だ。自身初の2桁得点を達成したレフティーは古巣相手に成長の跡を示せるか。 広島は直近9試合をわずか1敗で駆け抜け、4位に浮上。優勝の可能性こそ潰えたものの、3位は勝点『3』差と十分に射程圏内だ。開幕戦以来の再戦となる今節はFW満田誠に注目。次節には“Eスタラストマッチ”を控えるなか、決勝点を奪った前節同様にチームを勝利に導く活躍を期待したい。 14:00 湘南ベルマーレ vs 名古屋グランパス(J1) 湘南は最下位の横浜FCと勝点『2』差の17位。前節には首位の神戸と引き分けるなど、ここ3試合は2勝1分と好調だ。ひときわ存在感を強めているのがFW大橋祐紀で、現在3戦連発中。今季出場20試合で11得点と驚異的なペースで得点を量産するストライカーに、今節も注目だ。 名古屋は前節の結果を受け、逆転優勝の可能性が消滅。ここ8試合はわずか1勝と失速し、順位も5位に転落した。課題は11試合連続で複数得点を記録できていない攻撃面。直近4試合で3得点と奮闘を続けるFWキャスパー・ユンカーに、いかにボールを届けるかがカギを握る。 14:00 アルビレックス新潟 vs FC東京(J1) 新潟は6試合負けなしで10位に浮上。すでに残留を決めただけでなく、J1復帰初年度での1桁順位フィニッシュも現実味を帯びてきた。今季2度目の連勝が懸かる今節はFW太田修介に注目。9月に負傷から復帰し、状態を上げている11番は今節、ホームでは4月1日以来となる得点を狙う。 FC東京は9月以降、2勝4敗。前節後には新エンブレムが発表されたが、2週間ぶりの一戦で悪い流れを変えられるか。キーマンはMFアダイウトンだ。今節はFW仲川輝人が出場停止となるだけに、左サイドの火力は不可欠。OGを誘発した前節同様、独力で相手の守備を切り裂きたい。 15:00 鹿島アントラーズ vs 柏レイソル(J1) 鹿島は4試合勝利なし。混戦の上位に食らいつき、残り3試合で来季につながる内容と結果を残せるか。0-1で敗れた前回対戦の雪辱を期す今節は、MF仲間隼斗に注目。豊富な運動量で攻守にファイトする姿は指揮官の信頼も厚い。その情熱のこもったプレーで今節もチームを活性化させたい。 柏は最下位の横浜FCと勝点『4』差。今節勝利したうえで、横浜FCが敗れれば残留が決まる。“堅守速攻”を合言葉に、8月以降はコンスタントに勝点を積んでおり、チーム状態は良好。古巣戦を迎えるDF犬飼智也を軸とした守備からリズムをつかみ、この試合で残留争いから抜け出せるか。 15:00 ガンバ大阪 vs アビスパ福岡(J1) G大阪は今季2度目の4連敗中。前節は“大阪ダービー”で2年連続のダブルを喫し、残留決定もお預けが続いている。指揮官の来季続投はすでに決まっているなか、今節こそサポーターに白星を届けられるか。出場停止のMFネタ・ラヴィ、MFダワンの2人の穴をいかに埋めるかがポイントだ。 福岡は4日のルヴァンカップ決勝を制し、クラブ初タイトルを獲得。リーグ戦でも現在、過去最高成績である8位につけており、残り3試合はもう1つ新たな歴史を刻むチャンスだ。注目はFW山岸祐也。決勝でのPK失敗から名誉挽回を果たし、2年連続の2桁ゴール達成を狙う。 15:00 サガン鳥栖 vs 横浜FC(J1) 鳥栖は3試合を残して残留が確定。8月以降の10試合は1勝にとどまっているが、10人で追いつく粘りを見せた前節の勝点1を今節につなげたい。注目はFW小野裕二だ。今季はキャリアハイの得点数を更新し続けているが、中断明けの一戦ではあと『1』に迫った自身初の2桁得点達成を狙う。 横浜FCは残留圏の17位・湘南と勝点『2』差。次節には直接対決を控えており、逆転残留の可能性は十分に残っている。残り3試合のカギはいかに先制点を奪えるか。ここからは残留争いの重圧が一層重くのしかかるが、堅守から主導権を握り、先行逃げ切りの形に持ち込みたい。