被災地支援、募金者にステーキ 高岡の焼き肉店 15日、むぎや祭露店
高岡市本丸町の焼き肉店きんたろうは15日、南砺市の城端曳山会館前で能登半島地震で被災した能登を支援する募金活動を行う。協力者には豚や牛のステーキを提供する形式で、店主の本田義継さん(80)は「得意分野を生かして被災地を応援したい」と意気込む。 募金会場は城端むぎや祭の際に並ぶ露店の一つとして設ける。店前に募金箱を置き、入金を確認次第、鉄板で焼いたステーキを振る舞う。サイコロの出目によって金額が変わるサイコロ募金も行い、来場者に楽しんでもらう。集まった善意は被害の大きかった能登へ寄付する。 震災後の今年3月、店で食事していた常連客と本田さんが「被災地の手助けをしたい」と思い立ち、人が多く集まるむぎや祭で善意を募ることを企画した。当日はステーキ用として豚肉50キロ、牛肉10キロのほか、鶏肉も10キロ用意して味わってもらう。本田さんは「楽しく笑顔で社会貢献したい」と話した。