木村花さんが亡くなる直前に愛猫をかごに入れ…残される小さな命を守ろうとした優しさ…所属団体スターダム寮で保護
木村花さんの母で、元女子プロレスラーだった木村響子さんも24日にツイッターを更新。母としての切実な心情を書き綴った。 「木村花を応援してくれたかた。仲良くしてくれたかた愛してくれたかた。守ってあげれなくてごめんなさい。辛い想いをさせてごめんなさい。 あなたが辛いと花も辛いから どうか楽しく元気な花を 心に置いてあげてください。 花が伝えたかったことをカタチにするためにもっと強くなります」 木村響子さんは、若い頃、レスラー修行も兼ねてアジアを旅したことがあり、1997年にインドネシアで出会ったインドネシア男性と結婚、その9月に花さんを出産したが、すぐに離婚。その後は、シングルマザーとして、花さんを試合会場に連れてきて、リングに立ち続けて愛情を注ぎ大切に育てた。花さんがプロレスデビュー後には、同じリングに母娘で立ったこともあり、2017年の木村響子さんの引退試合では、木村花さん、再婚した格闘家のISAO(のちに離婚)と家族でタッグを組み、鈴木みのる、アジャ・コング、里村明衣子組と男女混合6人タッグの試合をしている。 そして木村響子さんは、過熱するマスコミ報道に対しても「マスコミの皆さまへ」と題して、こうも訴えた。 「警察やスターダム事務所に詳細を問い合わせるのはおやめください。お仕事に詳細(原文ママ。支障の間違い?)がでてしまいます。死者のプライバシーをどうか尊重してあげてください。ギリギリのところで闘っているひとたちの背中をおさないでください。もう誰ひとりも傷つけないでください」 海外の主要メディアも「ネットいじめ」として報じるなど、木村花さんの悲劇は、社会的問題として波紋を広げているが、メディアが、その遺族や関係者に二次被害をもたらしていては、22歳でこの世を去った女子プロレスラーの意思は浮かばれない。 我々メディアは自戒も含め、花さんが伝えたかったことを考える必要があるのだろう。