７回、２ランを放つヤンキース・ジャッジ（AP）

◇１５日（日本時間１６日）ＭＬＢリーグ優勝決定シリーズ第２戦　ヤンキース６―３ガーディアンズ（ニューヨーク） 　ヤンキース（第１シード）は地元のリーグ優勝決定シリーズ第２戦でガーディアンズ（第２シード）に勝利。シリーズを２勝０敗とした。第３戦は移動日を挟み、１７日（同１８日）に舞台をガーディアンズの本拠地クリーブランドに移して行われる。 　２点リードの７回１死一塁。ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手（３２）は、相手６番手アビラが投じた外角高め、ストライクゾーンぎりぎりの１５３キロ直球をたたいた。こすったかに見えたが、打球は１２４メートルと記された中堅フェンスをオーバー。射出３７度と高く舞い上がった『ムーンショット』は今ポストシーズン（ＰＳ）６試合目での１号で、とどめを刺す２ランとなった。 　全米中継局ＴＮＴのヒーローインタビューで、ジャッジは「２点を加えるいい一発になった。相手は素晴らしいブルペン陣をそろえたタフなチームで、きょうも試合を通じて全力で戦っていた。だから２点を加えられたのは良かったが、それもグレイバー（１番打者トレス）が自分の前に出塁し、いつものようにいい仕事をしてくれたおかげだよ」と謙遜した。 　また、「ヤンキースのブルペン陣こそ防御率０・７７と素晴らしく機能している」と振られると、今季メジャートップの５８本塁打をマークした大砲は「そこは大きいよね。ここ数年、そして今ＰＳもブルペン陣は意気軒高で一致団結している。健康で元気はつらつで、多くのリリーフ投手が試合終盤に素晴らしいパフォーマンスをしてくれている。だからこそ、打線が何点か取れるかどうかが一番の問題なんだ」と語った。 　また、第３～５戦は敵地クリーブランドで戦うスケジュールになっているが、「同じアプローチを続けるようにする。あっち（敵地球場プログレッシブフィールド）は大歓声で楽しい環境になるが、うちらしいプレーをし続けなければならない」と、平常心を誓った。