開幕６連敗を喫し浮かない表情を見せる仙台８９ＥＲＳの選手たち（カメラ・山崎　賢人）

◆プロバスケットボール　▽りそなＢ１リーグ・第３節　宇都宮８７－７６仙台８９ＥＲＳ（２０日・カメイアリーナ仙台） 　仙台８９ＥＲＳはホームで宇都宮に延長戦の末７６―８７で敗れ、開幕から未勝利の６連敗。会場に駆けつけた４８８７人のブースターからため息が漏れた。落合嘉郎ヘッドコーチ（４２）は「ターンオーバーで３１点取られていたらゲームにならない。若いチームなのでそういうところを言って、向き合ってやるしかない」と前を向いた。 　また、勝ちきれなかった。５２―４３で迎えた第４クオーター（Ｑ）に安易なミスから３度スティールを許し、６点を献上。６９―６９で迎えた延長のファーストプレーでもスティールから失点し、その後は一度もリードを奪えずに１１点差をつけられた。「誰で攻めるかとか、相手の弱点をどこで突くとか見いだせずに、押し上げられてしまった」と主将のＰＧ青木保憲（２９）。個人としてはチーム最多の１７得点を奪っていただけに、悔しさが増す黒星だった。 　試合後には青木がマイクを片手に来季から開幕するＢプレミア参入を改めて報告。それとともに勝てていない現状に「下を向かずに勝利をお届けできるよう、精いっぱい努力し続けます」と次戦の敵地・京都戦（２３日、かたおか）での勝利をブースターに約束した。昨季東地区優勝した相手との接戦をポジティブに捉え、力を伸ばしていく。（山崎　賢人）