静岡県西伊豆町田子地区冬の伝統保存食「潮かつお」に、正月用のお飾りをつける作業が始まりました。 【写真を見る】「カツオは勝つ魚 病気とかいろんなものに打ち勝つ力がある」正月の縁起物「潮かつお」飾り付け=静岡・西伊豆町 西伊豆町田子地区の伝統保存食「潮かつお」は、「正月魚（よ）」とも呼ばれ、その年の豊漁や子孫繁栄を願って正月に神棚や玄関に飾るという縁起物です。 ひと月ほど乾燥させ、完成した潮かつおに、たくさんのワラを結び付け、最後に「紙垂」と呼ばれる白い紙を付ける飾りつけを行いました。2024年は約40本の注文が入っているということです。 ＜カネサ鰹節商店 芹沢安久副代表＞ 「（カツオは）勝つ魚なんで、家族の繁栄とか、病気とかいろんなものに打ち勝つ力があるので（正月に）飾っていただいた後に食べていただければ、うれしいなと思う」 お飾りをつけた潮かつおは、12月23日から発送されます。