【ウエディング・パーティ最旬トレンド】2024年のウエディング・トレンド【前編】
全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)が世界中の協会員に向けてリリースしている「Wedding Planner Magazine/ウエディングプランナーマガジン」で2024年に人気が出そうな演出をまとめた「Trend Forecasting」を先日発表しました。 欧米の花嫁たちがどんな演出やデザインに注目しているかを前半と後半に分けて詳しくご紹介します。是非、皆さんのウエディング作りの参考にしてくださいね。
まずはカラー・色彩のトレンドについて。人気カラーの中心にくるのは、あらゆる色合いにおいてブルーです。皆さん、ご存じでしたか?「Blue is the new Pink(ブルーこそ新しいピンク)」というフレーズが欧米を中心に世界中で話題になっています。「Instyle」誌を始め、数々のファッションメディアのほか、YouTubeでも取り上げられることの多いこのフレーズ。こうした背景から生まれたトレンドです。伝統的には女性に関連づけられてきたピンク色に対して、ジェンダーレスが叫ばれる昨今、ブルーが男性に関連づけられる固定観念への挑戦でもあります。 また、ブルーが一般的には安らぎ、クール、信頼性を象徴する色とされることから、こうした社会やカルチャーの変化による影響ともいわれています。一方、欧米で人気のNetflixドラマ『Bridgerton/ブリジャートン家』で表現されたカラフルな色合いにヒントを見出す花嫁もいるようです。ドラマでは「Regency blue/リージェンシーブルー」と言われるブルーがふんだんに登場。こうしたブルーのバリエーションは、明るいブルーからネイビー、その中間までさまざまで、人気に拍車がかかっています。
最近は、単色ではなく、異なるいくつかのカラーを組み合わせてのイメージ構築が主流。米国オハイオ州シンシナティで先日挙式をしたこちらのカップルのカラーパレットは、「コバルトブルー+活気にみちたトロピカル系の色彩」でした。