「自分の車は大丈夫か」ダイハツ不正 販売店に問い合わせ相次ぐ ユーザーから苦言も…ディーラー社長「信頼回復に努める」
自動車メーカーのダイハツ工業で不正が見つかり、全ての車種を出荷停止にした問題です。長野県内の販売会社にも問い合わせが相次いでいて、対応に追われています。 21日午前9時、大阪府のダイハツ本社に国土交通省の職員が立ち入り検査に入りました。 ダイハツは20日、車の衝突試験などの不正が新たに174件見つかったと発表。 国交省は基準に適合しているか確認されるまで車の出荷を停止するよう指示しました。 ダイハツも現在生産しているすべての車の出荷を停止しました。 県内のユーザーはー。 「ロッキー」を利用: 「ちょっと心配になりますよね。今わたし、ちょうど(販売店に)車置いてきたから一応聞いたんですよ。そしたらロッキーは問題ないようなこと言ってたんで。もし問題があれば嫌ですけど」 「トール」を利用: 「不安はあるけど、それまでは何もなかったから、まあ信用している。皆さん責任持って解明してもらわないと、走る凶器と言われていますから」
東北信エリアに販売店を展開する「長野ダイハツモータース」。各店舗には「自分の車は安全なのか」など問い合わせが相次いでいるということです。 ダイハツからの説明通り、「第三者認証機関での調査で安全を確認していて、現段階で使用を中止しなくても問題ない」と答えているということです。
長野ダイハツモータース・寺西俊英社長: 「ダイハツブランドを担っている、われわれディーラーも同じように大変、申し訳ない気持ち。しっかり1人1人のお客さまに寄り添って信頼回復に努めていきたい」 長野ダイハツモータースは新車の受注は停止していますが、中古車販売、整備などのサービスは通常通り行っています。 また、納車待ちの客については、意向を確認しているということです。