松山市の土砂崩れ 3人行方不明 救出作業つづく…現場は去年の大雨の影響で法面傾き今月から復旧工事予定
南海放送
きょう未明、愛媛県松山市で土砂崩れが発生しました。少なくとも住宅1棟が押しつぶされ、3人が行方不明になっているとみられています。現場の上空から中継です。 佐伯アナ: 土砂崩れが発生した松山市緑町の上空にいます。松山市中心部に位置する松山市のシンボル、松山城。その天守閣のすぐ近くの地点から北側にある住宅街に向かって土砂が崩れ落ちているのが確認できます。 消防によりますと、きょう午前3時50分頃、現場近くの住民から「土砂が崩れてマンションや家に覆いかぶさっている」と通報があったということです。 松山城の北東側の斜面が高さおよそ100m、幅50mにわたって崩れ、少なくとも木造民家1棟が押しつぶされているということです。 この土砂崩れで、少なくとも3人が行方不明となっているということです。 マンションの住人は、「雷が落ちるような音がして覗くと隣の家がつぶれた状態だった。マンションの8階まで木が飛んできた」と話していました。 上空からは現在、救出作業が行われているのが確認できます。 松山市によると、土砂崩れが起きた松山城の斜面は去年の大雨の影響により法面が傾き、今月1日から復旧工事を行っていたということです。 松山市は午前5時から、清水地区に警戒レベルで最も高いレベル5の緊急安全確保を出しています。 なお、この土砂崩れの影響で松山城のロープウェイとリフトは休止しています。登城道も全面通行止めとなっています。