夫婦で年収「800万円」あるのに貯金が「ほぼゼロ」の娘夫婦。この年収ならいくら貯蓄があるものですか?
年収800万円で貯金ゼロの場合は家計の見直しを
年収800万円の世帯で、貯金がゼロの場合は、収支のバランスが崩れていることが考えられます。経済的に余裕があるため、生活のさまざまな項目で、お金をかけすぎているのかもしれません。 税金や社会保険などの非消費支出をコントロールすることはできませんが、消費支出の中から、節約のできる項目がないか探してみるといいでしょう。 見えを張って高級エリアに家を買ったり、近所の生活レベルに合わせて高級車を買ったりしているかもしれません。 子どもを小さいうちから私立学校に通わせたり、いくつもの習い事に通わせたり、外食が増えたりするなど、家計を圧迫する出費があれば見直す必要があるでしょう。 貯金ができずに収入を使い切ってしまう生活を続けていると、将来収入が減ったり、結婚・出産などのライフイベントがあったりする際に、生活レベルを落とせなくなってしまう危険性があります。 消費癖は早めに直して、節約できるところは節約して貯金に回す余裕が出るように工夫しましょう。給料から貯蓄分を天引きする「先取り貯蓄」を始めることもいいアイデアです。
年収800万円の平均貯蓄額は1696万円! 貯金ゼロの場合は早めの対策を
年収800万円の世帯の平均貯蓄額は1696万円であることが分かりました。平均的な収支についても、実収入は67万392円、実支出は46万7693円で、毎月20万2699円の余裕が生まれると考えられます。 ただし経済的な余裕から、消費癖がついてしまい、貯金がほぼゼロであるケースもあるようです。もしも娘夫婦が年収800万円で十分な貯蓄ができていない場合は、家計の見直しや先取り貯蓄を始めるなど、早めの対策をするようアドバイスしてみるといいでしょう。 出典 総務統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)2022年(令和4年)平均結果(二人以上の世帯) 総務統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年表番号2 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部