花岡竜が長谷川海翔とのハイレベルな試合を制し「今年中にベルトを獲りたい」と王者・大﨑一貴への挑戦をアピール【RISE179】
「RISE179」(6月30日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたスーパーフライ級戦で同級3位の長谷川海翔(誠剛館)と同5位の花岡竜(橋本道場)が対戦した。試合はハイレベルな攻防を繰り広げた末、花岡が3-0の判定勝ちを収め、RISEスーパーフライ級王者の大﨑一貴 (OISHI GYM)への挑戦をアピールした。 1R、サウスポーの長谷川とオーソドックスの花岡。ローを飛ばす花岡に長谷川は右ジャブから左ハイ。花岡は左ロー。長谷川は左ストレート、左ミドル。花岡は左カーフ。長谷川はワンツー、左インロー。花岡は右ハイ。長谷川が左ストレート。花岡も右のパンチをヒット。花岡の右ハイはバックステップの長谷川。花岡は左ミドル。花岡の前蹴りをキャッチして左ストレートの長谷川。花岡が前蹴り、長谷川はワンツー。なおも圧をかけて左ストレート。花岡は左ロー。花岡はスイッチを繰り返して蹴りとヒザ。長谷川は距離を取ってローを当てさせない。花岡は踏み込んで左ミドルを連打。
2R、花岡のミドルに合わせて長谷川がパンチの連打。花岡は詰めて左フック、左ミドル、前蹴り。長谷川は左ストレート。花岡はかわしてロー。長谷川の左ストレートに花岡が右フックを合わせる。花岡のローに長谷川が左ストレート。花岡は右ボディー、左ハイ。ここに長谷川がパンチを合わせる。花岡の左ミドル。長谷川が飛びヒザを狙うが花岡が前蹴りで迎撃。花岡の左ミドルをキャッチしてさばいた長谷川が右フックを空振りし、スリップダウン。花岡はサウスポーから左ロー、ワンツー。長谷川は右ジャブ。花岡は圧をかけて前に出ると互いのパンチが交錯。花岡はローからワンツー、そして左ハイ。長谷川もパンチを連打もペースは花岡が握る。
3R、花岡がサウスポーから左ハイ。長谷川はジャブで距離を測るが花岡は飛びヒザ。ここに長谷川はパンチ。花岡は右ハイ。花岡はサウスポーから回転の速いパンチをコンパクトにまとめる。長谷川はパンチが大振りに。花岡はオーソから右ハイを放つなど変幻自在な攻め。花岡は左ロー、ミドル。なおも左インローを放つと、これがローブローとなり一時中断。すぐに再開し、長谷川が前に出るが花岡がいなす。花岡が左ロー。長谷川は力んでパンチが当たらない。ともにパンチを出し打ち合いに。長谷川は鼻血。花岡は圧をかけてワンツー、左ミドル、左ローと最後まで攻め続けた。勝利を確信した花岡は両手を挙げてコーナーに戻る。 判定は28-29、28-29、28-30で花岡が勝利を収めた。
カード発表会見では長谷川に「倒せない選手」と言われた花岡は試合後のマイクで「判定マニアの花岡竜です。判定だけど面白かった人? もちろんこれで大﨑選手に勝てるとは思ってないんですが、僕はタイトルを獲る気で2年前からRISEに来ているので、今年中にベルトを獲りたいと思います」と年内のタイトル挑戦をアピールした。 王者の大﨑は「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」(6月15日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場)で政所仁を破り、2度目の防衛に成功しているのだが、RISEの伊藤隆代表は大会後の総括で「大﨑はダメージがあるのでいろいろと調整したい」と語っている。
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