『もう諦めたんだよね』小倉智昭さんと2日前に電話、笠井信輔アナ「これは最後は自宅でってことなんだなと…」
10日放送のフジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」は、フリーアナウンサーの小倉智昭さんの訃報を伝えた。77歳だった。9日午後、自宅で亡くなったという。 小倉さんは「めざまし8」の前身番組「とくダネ!」でメインMCを長年務めた。この日は、「とくダネ!」で共演したフリーアナウンサーの笠井信輔、フジテレビの佐々木恭子アナが「めざまし8」に生出演。小倉さんを追悼した。 笠井アナは、小倉さんが亡くなる2日前の今月7日に小倉さんと連絡を取ったと明かした。笠井アナは「また入院されたと聞いて電話したところ、もう家に戻ってきたと。そうしたら、小倉さんから『先生に頑張らなくていいですよと(言われた)』。『もう諦めたんだよね』っていう話を電話でされまして。声がかれていて、非常に弱々しかったんですよ。これは最後は自宅でってことなんだなと察しがつきまして」と明かした。さらに「最後、放射線治療に入っていたようで、全身がかゆくてたまらない、手に水泡ができているという話をされていて、悔しそうな口ぶりだった」とも振り返った。 そして「私は、この電話、最後になるかもしれないと思って。小倉さんよく頑張ってきましたよと。もう8年、がんと向き合ってましたので。『私は小倉さんの一番弟子で本当にありがとうございました』と言ったら、『いや、ぼくの方こそだよ』と言ってくださいました。それが最後のやりとりになって」「そのまさか2日後にこういった連絡を受けるとは。覚悟はしていました」と沈痛な表情で語った。
中日スポーツ