パラ陸上5000m 唐澤剣也が14分51秒48で銀メダル「全力を出し切った」世界記録上回る記録で“チーム唐澤”に胸を張る 前回銅メダルの和田伸也は4位
◇パリパラリンピック2024 陸上競技男子5000m(視覚障害T11)決勝〈大会3日目=日本時間30日、フランス競技場〉 【画像】パリパラリンピック・採火式の様子 男子5000メートル(視覚障害T11)決勝では全盲のランナー唐澤剣也選手が14分51秒48で銀メダルを獲得。世界記録を上回るタイムで2大会連続の表彰台に立ちました。 大会3日目を迎え陸上競技がこの日からスタート。唐澤選手は陸上競技の今大会メダル第1号となりました。 ガイドランナーとともにレースを走る中、ハイペースでレースが進みます。上位をキープし、ブラジルのジュリオセザール アグリピノドスサントス選手が14分53秒97の世界記録を更新する14分48秒85でフィニッシュ。唐澤選手も約3秒後に駆け抜け世界記録を上回り、アジア新記録を打ち立てました。 これで前回の東京大会に銀メダルに続く、2大会連続の表彰台。前回銅メダルの和田伸也選手は15分16秒41で4位に入りました。 唐澤選手は前半3000メートルまで清水琢馬ガイドが引っ張り、後半は小林光二ガイドが引っ張る作戦でレースを展開。「ブラジルの選手は3000メートル以降がとてつもなく速い」と対策を組んで臨みました。 最後も追い上げをみせましたが、頂点には届かず。「チーム唐澤としては金メダルを目標としていて残念ではある」と振り返りますが、「全力を出し切って自己ベスト更新しての2位なので悔いはない」と胸を張りました。