田畑議員の事務所が自民党富山市連に対し「ある企業の人が勝手に党員登録し、党費を支払っていた」と説明
富山テレビ放送
田畑議員の事務所が自民党富山市連に対し、「ある企業の人が勝手に党員登録し、党費を支払っていた」と説明していたことがわかりました。 富山市連の幹部は、迅速な調査と説明責任を果たすよう求めています。 これは自民党富山市連の高田重信幹事長が明らかにしたものです。 *自民党富山市連 高田重信幹事長 「支部長が田畑事務所で聞いてきた話を聞くと、ある会社の人が当時、党員を集めて何十人だったかわからないが、党員を集めて登録していた」 高田幹事長によりますと、今年9月末から10月上旬にかけ、ある男性から「自民党員になった覚えがないにもかかわらず、総裁選の投票用紙が届いた。家族にいない架空の名義の投票用紙も届いた」と県連に問い合わせがあり、富山市連が対応にあたりました。 その後の調査で、男性は田畑事務所で党員登録されていたことがわかり、市連の中川忠昭支部長が田畑事務所に確認したところ、「ある企業の人が党費を支払い党員登録していた。その人は亡くなったものの、引き継いだ人が党費を支払っていた」と説明を受けたということです。 富山市連はこれを受け、その男性の党員登録を抹消し、高田幹事長が電話で謝罪したということです。 田畑議員は企業後援会が集めた会費を、無断で登録した党員の党費に充ていた疑いがあり、自身や従業員が無断で登録された人によると、田畑議員から「党費は亡くなったおじが支払っていたことにする」と口裏合わせを持ちかけられたといいます。 一方、田畑議員は今月18日の会見で、100人前後の不適切な党員登録があったことは認めた一方、自身の関与は否定しました。 *田畑裕明衆院議員 「私は関与していません」 Q.亡くなった人のせいにすればすむと田畑議員が考えた? *自民党富山市連 高田重信幹事長 「今となればそうだと思う。早く調査してきちんとしたこと言ってもらわないと、市連としても説明責任がある」 富山市連は田畑議員に調査結果を報告するよう指示していますが、いまのところ報告はなく、高田幹事長は今後の去就問題にも発展する可能性があると憤ります。 *自民党富山市連 高田重信幹事長 「(田畑議員)の言葉や電話のやりとりをみても、みんなが納得できないと思う。私も不信感」 Q.このまま田畑体制か? *自民党富山市連 高田重信幹事長 「もう1回見直さないといけない。(田畑議員から)詳しい説明を受けて、ダメだとなるか、情状酌量のようになるか」 田畑議員は、23日開かれる自民党県連の会合に出席する予定で、一連の疑惑に何を語るのか注目されます。
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