キノコ採りの80代男性が行方不明 発見に至らず マツタケ採り歴50年の85歳男性も不明 誤って山の反対側に…自力で下山し家に戻る
長野県内でキノコ採りの遭難が相次いでいます。辰野町と大町市で21日から80代の男性2人が行方不明に。辰野町の男性はその後、自力で下山しましたが、大町市の男性は発見に至っていません。 22日、辰野町川島地区の公園に集まった警察や消防の隊員たち。地区の山に1人でマツタケ採りに入った85歳の男性が21日から行方不明となっていて、捜索を再開する予定でした。 するとー 消防隊員: 「自宅の方に向かってください」 男性の自宅へと向かう消防隊員。 町消防団: 「一応、本人と確認できました。無事です」 午前9時前、自力で下山し家に戻っているのが確認されました。 男性はマツタケ採り歴50年ほどのベテランで、地区の山にもよく入っていましたが、今回は誤って山の反対側に下山してしまい、一晩かけて戻って来たということです。 途中、滑落して足にけがをしていたため、病院に搬送されました。 近所の住民: 「何より安心しました。生きててよかった」 町消防団: 「慣れた山でも夢中になると分からなくなるので、気を付けた方がいい」 一方、大町市でも、1人でキノコ採りに入った80歳の男性が行方不明となっていて、警察が捜索を行いましたが、発見には至っていません。 県内では9月末からキノコ採りの遭難が相次ぎ、これまでに4人が死亡、2人が行方不明となっています。
長野放送