名将カペッロ氏が来季のユーヴェ&ナポリ監督に見解…コンテを巡り「これが一番大きな疑問符(笑)」と懸念を明かす | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】名将ファビオ・カペッロ氏が、ユヴェントスの次期監督に囁かれるチアゴ・モッタや、ナポリの新指揮官アントニオ・コンテらについて自身の見解を示した。 【動画】ナポリ×ボローニャ|ハイライト
かつてミランやレアル・マドリードなどを率いて数々のタイトルを手にしたイタリア人指揮官のファビオ・カペッロ氏。今年78歳を迎える名将が7日、パルマで行われたセリエAのフェスティバルに出席した際、『DAZN(ダゾーン)イタリア』などのインタビューで語った。 第2次マッシミリアーノ・アッレグリ体制が幕を閉じたユヴェントスの次期監督候補を巡っては、今シーズンのセリエAでボローニャを率いて5位の成績を残し、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得へとチームを導いた41歳の若手指揮官チアゴ・モッタが有力視されている。そんな中、カペッロ氏が古巣ユヴェントスの次期監督候補について自身の考えを明かした。 「ユヴェントスが再び勝者となれるようにしなければならない。ユーヴェへ行けば、勝つことが義務になる。ミランやレアル・マドリードなどもそうだが、全てのビッグクラブにおいて、ただ参加するだけということはあり得ない。優勝が偉業ではなく、当たり前でなければならないんだ」 続いてカペッロ氏は、セリエAで10位と低迷した昨シーズンの覇者ナポリにも言及した。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、来シーズンに向けてチームをアントニオ・コンテに託すことを決めたが、77歳の指揮官は、その実力に期待を寄せる一方、名物会長との共存に注目している。 「コンテは、スクデットの勝利の後、成功に安住していた選手たちを再び目覚めさせるはずだ。補強後のチームの戦力にもよるが、コンテはきっと特有の闘争心、勝利や主役となることへの意欲を植え付けられるはずだ。コンテは、ナポリを再び絶対的主役の地位へと導く指揮官として適任だ。ただ、それより難しいのがデ・ラウレンティスとの共存だ。これが一番大きな疑問符と言えるだろう(笑)」
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