提灯のあかりと子どもらの笑顔 岸和田だんじり祭「灯入れ曳行」
提灯のあかりと子どもらの笑顔 岸和田だんじり祭「灯入れ曳行」撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
岸和田だんじり祭10月祭礼は8日「本宮」を迎え、夜には「灯入れ曳行」が行われた。日中の激走とは違い、夜は子どもたちを中心にだんじりを曳行。さらに提灯にあかりが灯され、ほのかな輝きが街を照らしていた。
「子どもらがいちばん喜ぶとき」と話すのは、岸和田市下松町の40代男性。「夜は子どもを中心にのんびり曳行します。綱をもってゆっくり進んでは休憩しを繰り返しです」と教えてくれた。 月灯りもきれいに輝くもとで、太鼓の音と「そーりゃ」の掛け声が夜空に響きわたる。男性は「みんなが楽しんで曳いています。大人より子どもたちの方が元気です」と苦笑していた。
同日午後10時には、小屋へと行き、だんじりがバックして入っていく。名残惜しい瞬間だが、あちらこちらで関係者の胴上げも行われるなど、無事に曳行できた喜びをかみしめているようだった。