《これは「小説SMAP」である》放送作家を引退した鈴木おさむが「あの日」の内幕を描いた「覚悟の一冊」を出版[エンターテイメントベストセラー]
4月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『変な家2 ~11の間取り図~』が獲得した。 第2位は『変な家』。第3位は『変な絵』となった。 【写真を見る】『もう明日が待っている』『最後のテレビ論』を上梓した鈴木おさむさん 今週も先週と変わらず3月15日より実写映画版が公開された「変な家」関連本が1位から3位を独占した。映画版も興行通信社の発表する映画ランキング(4月1日付)で3週連続1位となり、累計観客動員数は207万人、興行収入は26億円を突破している(興行通信社調べ)。 4位以下で注目は4位に初登場の『もう明日が待っている』。2024年3月31日をもって放送作家を引退した鈴木おさむさんが発表した「小説SMAP」。月刊「文藝春秋」2023年1月号に掲載され大きな話題を呼んだ「小説『20160118』」。同作は国民的人気グループの解散騒動の内幕を、20年以上彼らと伴走した鈴木さんの視点から描いた衝撃作。同じく同雑誌の8月号に掲載された「小説『0909 ~そして、みんなで、あの日に、ピース~』」、また2024年4月号に掲載された「小説 『くじけずにがんばりましょう』」の3篇に新たな描き下ろしが追加され一冊の本となった。鈴木さんは刊行時のメッセージで《日本一有名な彼ら5人と、一緒に作り戦ってきた仲間たちとの物語を、自分の魂を削り、泣きながら書き上げました。 ずっとずっと読み継がれてほしい、 新たなテレビ文学が出来たと思っています。》と同書にかける想いを語っている。鈴木さんは同書と同日の3月27日、テレビ界への遺言と自負する『最後のテレビ論』(文藝春秋)も上梓している。
1位『変な家2 ~11の間取り図~』雨穴[著](飛鳥新社) 雨穴最新作! 『変な家』第2弾! 14万字超、完全書き下ろし! あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか? 前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが不可解な間取りの謎に挑む。(中略)すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する! (飛鳥新社ウェブサイトより抜粋)