隅田川で春の風物詩・江戸流しびなを実施 /東京
東京都台東区の隅田川で3月1日(日)、江戸流しびなが開催された。 主催は、江戸流し雛振興会。冷たい雨が降り始めたため予定よりも時間を繰り上げ、地元の幼稚園児が雛飾り船から、また、公募による一般参加者1,500人も親水テラスから願いごとを人形に託し、隅田川に流していた。
流しびなは、子どもの災厄を紙や草木で作った人形(ひとがた)に託し、川や海に流して祓い浄め、子どもの無病息災を願う日本古来の伝統行事。今から約1,000年前の平安時代の中期がその起原と言われている。 上巳の節句(3月の初めの巳の日)が3月3日になったのは、約600年前の室町時代からだという。今では、春の訪れを告げる隅田川の風物行事となっている。