開封後のケチャップはいつまで使ってOK?水分の分離は問題ない?カゴメに聞いた賞味期限のギモンと適切な保存方法
開封後の保存・使用方法のポイント
カゴメがおすすめする開封後の保存・使用方法のポイントは3つ。 ・開封後使用しない時にはなるべくすぐに冷蔵庫にしまう(常温に放置しない) ・使用後、キャップにケチャップが付着していたらきれいに拭き取る ・開けっ放しにすることなく、使用後にはキャップをすぐに閉じる この「キャップをきれい」にするというのは、容器からはみ出たケチャップは空気に多く触れてしまって酸化しやすく、傷みやすいことが理由。常に清潔にしておくことが重要だ。 ちなみに、ケチャップを出しやすくするために容器を逆さま(ふたを下)にして冷蔵庫に入れている人はいないだろうか。 この保管方法自体に品質劣化への影響はないが、堀江さんによると「水分が分離した場合に液体部分が漏れ出てしまうことも考えられますので、アルミシールを開封した後はキャップを上にして保管いただくことをお勧めいたします」と教えてくれた。
むしろ大容量で調理に!洋食以外もOK
開封後の目安はわかったが、スーパーなどで購入できるケチャップは大きいサイズのものが多い。一人暮らしの場合やあまり料理をしない人は、使い切るのが難しいだろう。 そこで期限内においしく使い切るためのレシピを堀江さんに聞くと、トマトケチャップを油と混ぜて焼く「焼きケチャップ」がおすすめだという。酸味がやわらぎ、油との乳化でコクが増すのだそう。 そんな「焼きケチャップ」は、ナポリタンのような王道の洋食をさらにおいしくするだけでなく、中華のおかずなどにも利用することができる。 最後に時短でできる「えびチリ」のレシピをご紹介したい。仕上げとしてラー油を加えるため、子供や辛さが苦手な人でも調整できる。 材料(3人分) むきえび 200グラム 酒 大さじ1 片栗粉 大さじ1/2 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個(100グラム) サラダ油(炒め用) 大さじ1/2 【A】 おろししょうが(チューブ入り) 小さじ1 おろしにんにく(チューブ入り) 小さじ1 カゴメトマトケチャップ 大さじ4 サラダ油(焼きケチャップ用) 大さじ1/2 ラー油 お好みで 作り方 1 むきえびは酒、片栗粉を加え、もみ込む。 2 フライパンにサラダ油(炒め用)を熱し、中火で2分程玉ねぎを炒め、【A】 を入れさっと炒める。 3 火を強め、1のむきえびを加え火を通す。 4 3を端に寄せ、鍋肌にトマトケチャップとサラダ油(焼きケチャップ用)を加え、2/3くらいの量になるまで水分を飛ばすように中火でしっかりと焼く。(焼きケチャップ) ひと煮立ちしたらお好みでラー油をかける。 せっかく大容量のケチャップ。ディップのような使い方ではなく、このように調理用として大量に使うのがおすすめだ。 年末年始に自宅で過ごす時間を利用して、使いかけのケチャップでいつもと違うメニューに挑戦してみるのもいいだろう。すっきり新年を迎えられるように、この年末は冷蔵庫の中の調味料も見直してみてはいかがだろうか。
プライムオンライン特集班