チャイルドシートを使用する子ども（写真はイメージ）

　道交法で運転中に6歳未満児への着用が義務付けられている「チャイルドシート」の使用率が千葉県内は86・7％で過去最高だったことが、警察庁と日本自動車連盟（JAF）が昨年実施した調査で分かった。一方、別の調査では、ベルトの締め付け不足などでしっかりと取り付けできていない「ミスユース」も確認されている。

チャイルドシート使用率の推移

　同支部の担当者は衝突などの衝撃で、車外に放り出される場合があるといい、「ミスユース」の危険性を指摘する。また締め付け不足などを避ける方法として、シートベルトを使わずチャイルドシートとクルマの固定金具を連結し、固定できるISOFIX（アイソフィックス）を紹介。「支部でチャイルドシートの取り付け指導も行っている。命に関わるので講習など受けて正しい着用をしてほしい」と話した。 　18日には福岡市で路線バスと軽乗用車が衝突し、7歳と5歳の姉妹が死亡する事故が発生。シートベルトは着用していたが、チャイルドシートやジュニアシートは着用していなかったとみられている。 ※本記事は2024年1月30日付の千葉日報に掲載した記事を元に加筆・再編集したものです。