【京都府 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 一幅の絵のような名庭園の雪景色
冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。 【画像】京都の冬の絶景・風物詩10選を一気見! 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、京都府が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
◆妙満寺の雪の庭
京都洛北の岩倉にある、顕本法華宗の総本山「妙満寺」。境内には枯山水の庭園「雪の庭」があり、冠雪した比叡山を借景とする景色が最も美しいと評されている。 雪の庭は、江戸時代初期の歌人であり俳諧の先駆者である松永貞徳が作庭した3つの庭園「雪月花の三庭苑」の一つで、2022年1月の大改修によって「庭屋一如」の思想が一層反映され、比叡山と庭園、本坊の建物がより調和した庭園へと生まれ変わった。 本坊の客殿から雪見障子越しに見る光景はまるで一幅の絵のようで、この見事な景色を写真に収めていく人も多い。 妙満寺の雪の庭(みょうまんじのゆきのにわ) 所在地 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
◆冬の保津川下り
亀岡市から嵯峨嵐山まで保津川を下る、約16キロメートルの船旅が楽しめる「保津川下り」。 川の周りには雄大な山並みが広がり、渓谷には巨岩・奇岩が点在。季節ごとに変化する自然の彩りを船上から眺められ、冬は凛とした美しい雪景色を堪能できる。 コースの途中には激流や深淵などもあり、スリルを味わえるところも魅力。この非日常の世界を楽しみに、毎年約30万人の観光客が訪れる。 冬の保津川下り(ふゆのほづがわくだり) 所在地 京都府亀岡市保津町下中島2
◆清水寺の子安塔
「清水寺」から「錦雲渓」を隔てた丘の上に立つ、高さ約15メートルの「子安塔」。奈良時代に聖武天皇と光明皇后が安産を祈願し、孝謙天皇が生まれたことから、古くから安産祈願の名所として親しまれている。 子安塔からは清水寺の全景が望め、冬には山々から清水寺まで雪で白一色になり、幻想的な情景に。また、真っ白な雪景色に映える朱色の子安塔も写真映え抜群だ。 清水寺の子安塔(きよみずでらのこやすのとう) 所在地 京都府京都市東山区清水1-294