元中国代表指揮官リー・ティエ、贈収賄で禁錮20年の判決…現役時代にはエヴァートンでプレー
元中国代表MFリー・ティエ氏が贈収賄で禁固刑20年の判決を受けた。中国『CCTV』など各メディアが伝えている。 現役時代にイングランドのエヴァートンでプレーしたリー氏。2002年日韓ワールドカップで初出場した中国代表の中心選手でもあったりと、同国代表通算92キャップを誇った同氏は、現役引退後の2019年からマルセロ・リッピ監督の後任として2年間にわたって同国代表を指揮した。 中国フットボール界の英雄でもあったリー氏だが、2022年には贈収賄の疑いで捜査を受ける。その後、今年初めには八百長を行い、収賄を受け入れ、トップリーグでの仕事に就くために贈賄を働いたことを認めていた。 そして13日、リー氏には20年間の禁固刑に処せられる判決が下された。裁判によると、2015年から2021年まで続いた同氏の贈収賄の総額は日本円で25億円に上る模様。その引き換えに、特定の選手を代表に選出したり、クラブの勝利を手助けしたと伝えられている。 なお、現在中国ではスポーツ界での汚職が蔓延しており、3月には中国サッカー協会の元会長チェン・シューユエン氏が無期刑を受けていた。そのほかにも、同協会の3名の役員が禁錮刑を科され、多くの選手やコーチも現在捜査対象になっているようだ。