競技かるたは「畳の上の格闘技」目標は全国大会ベスト8【明日への一歩】
高校生達が真剣な眼差しで行っているのは、百人一首の札を取り合う「競技かるた」です。 ▼【写真を見る】迫力の練習風景、ムードメーカーの吉田乃華さん 素早く札を取り合う姿や、その激しさから、『畳の上の格闘技』とも言われています。 郡山市にある安積黎明高校。 紹介する部活は、安積黎明高校かるた部です。 こちらのかるた部は創部17年目。 過去には「かるたの甲子園」と呼ばれる全国大会で、優勝した経験もある強豪校です。 今月開催された県大会でも団体戦優勝。 16回連続の全国大会出場が決まっています。 部員は現在、選手22名で活動。 来月の全国大会に向け日々練習に励んでいます。 競技用かるたのルールは、百人一首の札100枚から一人25枚ずつ並べ、自分側にある札が全て無くなると勝ちとなります。 読み手が読み上げる上の句を聞いて、下の句が書かれた札を取り合います。 かるたの試合時間は、およそ1時間かかると言われており、集中力や記憶力、そして瞬発力が求められます。 3年の伊藤日菜(ひな)選手。 Q:なぜかるた部に入ろうと思ったんですか? ---伊藤選手「体験入学をした時にかるた部を見て、先輩方がかっこよくて入部を決めました。始めたときは上手にできなかったけど、毎日練習していく中で、自分の成長を感じられて楽しいと感じています。」 橋本亜友音(あゆね)選手。 チームをまとめるキャプテンです。 ---橋本選手「思っていたよりキツい競技で驚きました。初心者の人も多くて、誰でも始められる競技なので、とても楽しいなと思っています。」 3年の鈴木暖乃(はるの)選手はかるた部のエース! Q:鈴木選手の強みはなんですか? ---鈴木選手「出だしが速いので相手が怖がる時がある。逆に言えば出だしが早過ぎてお手が多い(短所)。」 では、どのような練習をしているのか、見せていただきましょう。 この日は団体戦の練習。まずは、「チームミーティング」を行います。 Q:どんなことを話しているんですか? ---チーム一同「団体戦での声掛けとか戦略とかを話し合ってチームで挑んでます。」