【RWS】吉成名高30連勝ケタ違いの強さにRWSも「誰が彼を止めるのか」、名高自身は「華やかな舞台に出て華やかな試合をしてムエタイを盛り上げたい」
2024年4月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBAで開催された『RWS JAPAN』にて、今までよりも重い117ポンド(53.07kg)で初の欧米人の対戦相手であるケビン・マルティネス(スペイン/T-DED99)に判定3-0で完勝した名高・エイワスポーツジムこと吉成名高(エイワスポーツジム)。 【写真】マルティネスを顔面前蹴りで吹っ飛ばす名高 連勝記録を「30」に伸ばし、戦績を55勝(37KO)6敗1分とした。RWSの公式Instagramでは「誰が彼を止めるのか」と、RWSで活躍する一階級上のマルティネスに完勝した名高にもう“お手上げ”と言わんばかり。 そんな中、タイのファンの間で名高との対戦が熱望されているのがクマンドーイとクンスックレックだ。クマンドーイは日本で那須川天心と対戦したり、RISE WORLD SERIESで決勝へ進出したりと日本でもお馴染みのムエタイ選手。その両者が4月6日に対戦し、クンスックレックが勝利してラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座に就いた。クンスックレックは40連勝。 試合後、改めて今後戦いたい相手は誰かと聞かれた名高はクンスックレックの名を挙げ、「タイでも望まれているカードなので。向こうの方が階級が大きいから交渉は難しいと思いますが、僕と同じパランマイ系のプロモーションなので組みやすさはあります。プレーオプラーオ選手も戦いたかった選手だったんですが、同じようにやりたいと思っていればいずれやるんだろうなと思います」と、その時が来たら戦うだけとした。 53kgでの試合については「倒すつもりで挑んだんですが倒すのは簡単ではなかったですね。マルティネス選手は映像でダウンするシーンもグラついているシーンさえひとつも見つからなかったので、左フックと左ハイキックで2回グラつかせたのは大きかったと思います。ただ、グラついて詰めたけれどもう目の焦点がしっかりしていて、回復力が独特のものがあるんだなと思いました。自分もやっていて足に変な感じがあって。リカバリーも普段通りではなかったので変な武bんもありました」と、今はまだスーパーフライ級が適正階級だと改めて思ったという。 ただし、「身体も大きくなっているし、背もまだ伸びている感じはするので、焦らず将来的には上げていきます」と徐々に53kgへ上げるつもりはあるとした。 また、今後については「夢だった3階級制覇は達成したので、華やかな舞台に出て華やかな試合をして、ムエタイという競技を盛り上げていきたい。皆さんがビックリするようなことをします。RWSも世界で注目度が上がっていて華やかな舞台ですけれど、もっともっと上に行けると思うので。僕がRWSやBOMで面白い相手と試合をして底上げするのか、それとも他の大会に出て行って戦うのか。それを話し合っているところです」と、今年後半へ向けての活動計画を話し合っているところだとした。
ゴング格闘技
【関連記事】
- 【RWS】石井一成と松田龍聖がドローも松田が驚異のポテンシャルを見せる、名高がスペイン人ファイターに圧勝で53kgでの可能性を見せつける
- 【UFC】ペレイラが左フック一閃! 王座防衛「ヘビー級でも戦いたい」。ウェイリーが2度目の王座防衛、BMF王座戦は残り1秒でホロウェイがゲイジーをKO
- 【DEEP】フライ級でコービー・レオン、バンタム級で斎藤リキ、フェザー級で黒岡裕真、ライト級で安井飛馬、ウェルター級で中門虎鉄、ミドル級でアブロルイ・ギタリエフが優勝
- 【BreakingDown】“青汁王子”三崎優太が鼻から流血で敗れるも奮闘、モハン・ドラゴンは佐々木大に判定勝ち
- 【UFC】「運転手」と「チャンピオン」だった2人が、BMFベルトを賭けて12年目の「最高試合」──ホロウェイ「ゲイジーとオクタゴンを共にしたことが素晴らしいことで、彼と2人の『ファイト・オブ・ザ・ナイト』だ」