来季引退表明のガスケ 逆転で初戦突破「すべてはここから始まった」<男子テニス>
モゼール・オープン
男子テニスのモゼール・オープン(フランス/メス、ハード、ATP250)は4日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク133位のR・ガスケ(フランス)が同100位のT・モンテイロ(ブラジル)を4-6, 6-4, 7-6 (8-6)の逆転で下し5年ぶり9度目の初戦突破を果たした。 【錦織 圭vsアルバレス バロナ 1ポイント速報】 来年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を最後に引退を表明している38歳のガスケがモゼール・オープンに出場するのは今回が最後となる。 1回戦の第1セット、ガスケは第9ゲームでブレークを許すとそのまま先行される。 続く第2セット、両者安定したサービスゲームを見せキープ合戦に。そして第9ゲーム、このセット2度目のブレークポイントがガスケに訪れる。これを逃さなかったガスケがブレークに成功。第2セットをものにした。 迎えたファイナルセット、第2セットと同様に両者キープが続きタイブレークに突入。ガスケは先にマッチポイントを握られるもこれを凌ぎ、最後はバックハンドのダウンザラインを決め、2時間19分の接戦をものにした。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにガスケのコメントを掲載している。 「自分のプレーや気分には本当に満足している。これは僕にとって大きな勝利。すべてはここ(メス)から始まった。ここは僕が初めてATPツアー決勝に進出した場所で、素晴らしい思い出があるから、今日のプレーには本当に満足している」 ガスケは2回戦で第8シードのA・ミケルセン(アメリカ)と対戦する。ミケルセンは1回戦でワイルドカードで出場した世界ランク107位のH・マヨ(フランス)を下しての勝ち上がり。