中華スマホのOPPO、iPhoneのMagSafeライクなワイヤレス充電製品を開発中 50W高速給電に対応、仕様の完全再現は至らぬか
中国の大手スマートフォンメーカーOPPOが、次期フラッグシップモデル「Find X8」シリーズ向けに、充電を兼用したマグネット式アクセサリーを開発していることが明らかに。アップルのMagSafeとの互換性を持つという。 【画像】OPPOが微博で公開したMagSafe風のアクセサリー(全3枚) OPPOの関係者先日、SNSの微博にて公開した動画によると、開発中のアクセサリーにはモバイルバッテリーのような見た目をしており、背面にマグネット機構を持つスマートフォンに接着して充電が可能になるという。充電の出力は50Wのワイヤレス規格で、容量は5,000mAhとのこと。 また、これはMagSafe充電ができるiPhoneにも対応しているといい、動画では複数のデモを披露。MagSafeは規格の仕様上15Wまでに電力が制限される一方、Androidの一部フラグシップモデルではより大きい出力で利用できることが見込まれる。 現在も日本国内では複数のマグネット接続式のモバイルバッテリーが展開されているが、その多くはAndroidスマートフォン単体と併用できず、マグネット機能を外付けできる「MagSafe対応ケース」などを用意する必要がある。 今回のOPPOの新アクセサリーについて、直接新機種への接続ができる可能性があるものの、予想によれば別途の専用ケースを付ける必要があるとも見られている。背景にはアップル社のMagSafeに関する特許があるともされており、映像ではケースのようなものを装着している。製品同梱か別売りかについても気になるところ。 OPPOによるとこの製品や対応するデバイスは今後グローバル展開を含め新発売する製品へ実装を進めるとしているほか、告知されたフラグシップモデル「Find X8」シリーズのグローバル販売が行われることも公式サイトなどから明らかになっている。 今後、他のAndroidメーカーも同様の技術を採用する可能性があり、スマートフォンアクセサリー市場にも影響するかもしれない。
編集部 IT/デジタル担当