名称変更ビザ・キャッシュアップRB、会社名がレーシングブルズ。FIAのエントリーリストが一部修正
昨年までスクーデリア・アルファタウリという名称で活動してきたチームは、今季からビザ・キャッシュアップRBと名称を変更することが1月24日に発表された。これに伴いF1のエントリーリストも一部変更。同チームを所有する会社名が「レーシングブルズS.p.A」とされた。 【ギャラリー】イタリア・ファエンツァよりF1愛を込めて……ミナルディ、トロロッソ、アルファタウリが送り出した全マシン 新しいチーム名”ビザ・キャッシュアップRB”は、”ビザ”と”キャッシュアップ”のふたつのスポンサー名が付き、一体どう呼べばいいのか分からないという声も多数聞かれた。そしてチーム名の末尾につくRBは、一体何を意味するのかという声もあった。 FIAが24日更新したエントリーリストの最新版を見ると、その状況が少しずつ明らかになってきている。 元アルファタウリの新しい正式なチーム名は、”ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラ・ワン・チーム”となっているが、チームの会社名は以前このチームの新たな名称として噂されていた”レーシングブルズS.p.A”とされた。つまりチーム名のRBは、レーシングブルズの略ながらも、親会社であるレッドブルとの関連性を持たせたというモノだろう。マシンの名称はRBとされており、スポンサーであるビザやキャッシュアップの名前は付けられていない。 なお今季からステークF1チーム・キック・ザウバーとして活動することになるザウバー(昨年までのアルファロメオ)は、マシン名称を”キック・ザウバー”とスポンサー名を入れた形で登録しており、レーシングブルズとは異なる形だ。 その一方でザウバーも、正式なチーム名にふたつの企業名を入れており、これはレーシングブルズと同様。これはF1における中堅チームの新境地ということになりそうだ。 レーシングブルズは、2月8日にラズベガスで、新マシンのカラーリング発表を予定している。おそらくこの発表会で披露されるマシンは、旧車に最新のカラーリングを施したものとなるだろう。ただ2023年の発表会と同じように、実際のマシンのレンダリングも、同日に公開されるものと見られる。
Giacomo Rauli, 田中健一