ジェシーはなぜファンをキレさせる発言をした? 「“疑似恋愛”をウリにするジャニーズの呪縛から解放」
“疑似恋愛”
そもそも旧ジャニーズ事務所が健在なら、交際報道に対して所属アイドル本人がコメントすること自体、稀有(けう)なことだったとして山田氏は続けて話す。 「男性アイドルと女性ファンの間に“擬似恋愛”を生じさせることで、旧ジャニーズ事務所はファンを増やしてきました。ジェシーはそこから自由になったとはいえ、もう少しファンの気持ちに配慮した発言をしてもよかったと思います。さすがに綾瀬さんの年齢を考えて“結婚まで待ったなし”と覚悟し、ショックを受けているファンも多かったはずですから」 長きにわたって男女交際や結婚がタブーとされてきた“王国”の終焉(しゅうえん)。それを象徴する炎上騒動ともいえよう。
「週刊新潮」2024年8月8日号 掲載
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