広島県内の公立小中学校の耐震化 2024年度内に完了へ
文部科学省が公表した公立学校の耐震改修状況の調査(4月1日時点)で、広島県内の全小中学校の耐震化が本年度中に完了する見通しとなったことが分かった。 県教委によると、小中学校の全2202棟のうち呉市の小学校2棟が調査時点で耐震基準を満たしていなかった。1棟は5月から解体し、別の1棟は耐震工事が本年度末までに終わる見込みとなっている。本年度の耐震化率は全国平均と同じ99・9%。前年度より0・2ポイント増えた。 県教委は耐震工事が完了していない市町に国の補助金の活用などを促してきた。公立高校と特別支援学校は18年度までに全ての施設の耐震工事を終えている。
中国新聞社