【旬のオクラ】実はネバネバは“正体不明”なの?保存は「ネットのまま」はNG? 栄養士ライターが解説!
劣化が早いので早めに使い切りを
オクラの数少ない欠点は、鮮度が落ちやすいこと。購入時のネットに入ったままの状態で冷蔵保存すると、表面が乾燥してガクや細い先が黒く変色しやすくなります。ポリ袋に移すかラップに包んで野菜室で保存し、数日中に使い切るようにしましょう。
まとめ
脂溶性のβ-カロテンやビタミンE、水溶性の食物繊維、ビタミンC、葉酸、カリウムがバランスよく含まれ、ゆでる・炒める・焼く、どの調理とも相性が良いオールラウンダーのオクラ。丸ごと1本をガーリックバターで炒めたり、軽くグリルしてカレーの“のっけ具”にしたり、ゆでて刻んだネバネバのオクラを好みの味付けで楽しんだり、薬味代わりに冷奴にのせたり。たくさん量を多彩な料理で食べやすい点も嬉しいポイント。夏バテや日焼けに対抗するためにも、小まめに食べるようにしてはいかがでしょう。 ※参考文献:杉田浩一ほか監修『新版 日本食品大事典』医歯薬出版株式会社,2017、上西一弘ほか監修『健やかな毎日のための栄養大全』NHK出版,2022、池上文雄ほか監修『からだのための食材大全』NHK出版,2019、中村宣督著『からだにいいってホント?食品でひく 機能性成分の事典』女子栄養出版部,2022
野村ゆき