“尿ハネ”を可視化?シヤチハタからトイレ掃除の拭き取りスプレーが登場…新開発のインキ技術の仕組みに驚き
社内からは「汚れ見たくない」の声も?
今まで見えなかった“汚れ”が可視化される驚きと面白さ、拭き取ったあとは「確かに掃除をしたぞ!」という満足感と納得感を得ることができるという。 商品ページには早速「こういう商品待っていました!」「まさに気になってた事が解消されるので有り難い」「どこに臭いの原因があるのか、汚れが見える事で掃除の仕方が変わるかも?!と期待しています」などの声が。 また「なんでシャチハタさんが!?と思うような商品」「良い意味でシャチハタさんっぽくない商品に惹かれました」といった声も寄せられている。 シヤチハタがトイレグッズの開発に至るまでには、どんな経緯があったのだろうか。担当者に話を聞いた。 ――「ミエルモ」を開発した経緯は? 社員の「トイレを掃除したのになぜか臭う」という発言に、企画担当者が「シヤチハタのインキの技術を使って臭いの元が見えたらいいのではないか」と発言したことから開発が始まりました。 ――「独自のインキ技術」は、これまでの製品に使われているもの? 尿ハネ汚れを可視化する仕組みは、ミエルモのために新たに開発した技術です。 ――「トイレグッズを発売する」という点について、社内の反応はどのようなものだった? トイレグッズ、さらには尿ハネ汚れの可視化という商品像については「面白い」「実用的」という意見があった一方、「汚れなんて見たくない」など賛否さまざまな意見がありました。 ――「最も苦心した」「こんなところにこだわった」という点を教えて 尿ハネ汚れのある箇所のみに色を付ける点です。 さまざまな可視化の方法を検討しましたが、やはり尿ハネ汚れのある箇所のみに色を付け、汚れのないきれいな箇所は透明にしたいと考えました。 尿ハネ汚れのある箇所は赤色、汚れのない箇所は青色というように色を変える手法は先に実現できましたが、その手法ではキレイなところにも色が付いてしまい、汚れの可視化というコンセプトから少し遠いと感じました。 そこで、試行錯誤の末にたどり着いたのが、今回の着色剤と消色剤2液を用いた技術です。 ――“シヤチハタっぽくない”などの反響について、どう受け止めた? 出品するまでは不安な気持ちがありました。ただ、皆様にご支持いただき嬉しい気持ちでいっぱいです。正直平坦な道ではありませんでしたが、テスト販売とはいえあきらめずにやってきて良かったと思っています。 ――Makuakeでの販売後、一般販売の予定は? 尿ハネ汚れの可視化というコンセプトが受け入れていただけるかどうかを検証したく、今回はテスト販売という形で出品しています。ご購入いただいたお客様のご意見を参考にさせていただきながら、商品化を検討していきたいと考えています。 まさかのトイレ掃除アイテムの発表に驚いた人も多いだろうが、社内からも賛否があったというミエルモ。Makuakeでは、11月4日までの応援購入で12月末までに手元に届く予定となっている。
プライムオンライン編集部