間伐材を使って木工を体験する親子連れ（長岡京市奥海印寺・西山ホタルの家）

　間伐や木工を体験する催しが京都府長岡京市浄土谷の森林や「西山ホタルの家」（奥海印寺）であった。実際に木を切った後、椅子や本立てなどを製作し、森林管理や木材の魅力に理解を深めた。 　森林組合や企業、地元財産区、市民団体などでつくる「西山森林整備推進協議会」が主催し、親子連れや洛西高（京都市西京区）の生徒ら計約30人が参加した。林業者や木材会社などで構成する「山城eco木材供給協議会」（宇治市）のメンバーも講師を務めた。 　参加者は森林に入ってのこぎりで間伐を体験した後、昨年の催し参加者が切り出していた間伐材を使い、くぎを打ったり接着剤で貼り付けたりしてオリジナルの椅子やラックを作った。長岡第五小4年の児童（10）は「木でできたものはきれいだと思った。切るのは難しかったが、楽しめた」と話していた。