370ヤードショット披露・新村駿の1Wはロフト角10.5度だった!飛ばしのコツは「スピン量が大事」
<関西オープン 初日◇16日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70> 【無料LIVE配信】YouTuberプロも上位争い!石川遼、蟬川泰果ら参戦!関西オープン2日目配信中 彗星のごとく現れた“飛距離モンスター”が関西でも大暴れ。先週の「FOR THE PLAYERS BY THE PLAYERS」で4位タイに入り、今大会の出場権を手にしたプロ3年目の23歳、新村駿が1イーグル・6バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「66」をマークして首位タイ発進を決めた。レギュラーツアー4試合目の出場となる平均飛距離320ヤード超えの新星が頂点を目指す。 長野県出身の新村は、中島啓太、蝉川泰果と同じ2000年度生まれ。大学4年時に腰椎分離症の影響もあり“プロ生活”は出遅れた。ドライバーのヘッドスピード54~56ⅿ/Sから繰り出される「キャリー300~305ヤード」の飛距離が武器。昨年のQTは3次で敗退し、今季のツアー出場権を持たないが、推薦で出場した前週から出場権を得た。 この日も飛距離を存分に生かした。316ヤードに設定された16番(パー4)ではティショットをユーティリティでグリーンサイドにバンカーまで運ぶと、2打目を直接沈めてイーグルダッシュ。また難度1位だった494ヤードの1番(パー4)では、「フォローの風にも乗って」というティショットは370ヤードほど飛ばしてパーセーブにつなげた。 ホールアウト後、TV解説の細川和彦が飛ばしのコツを訪ねると、「一番はクラブ。スピン量が多すぎるとよくないし、少なすぎてもよくないので。適切なスピン量に合わせることです」と返した。新村の理想は「2500(rpm)から2500いかないくらい」とヘッド、ボール、シャフトの組み合わせで調整を大事にする。「(クラブが決まった)あとはヘッドスピードなので振るだけです」と話した。 新村が使用するドライバーはテーラーメイド『Qi10 LS』でロフト角は10.5度。ボールはテーラーメイド『TP5X』でシャフトはフジクラ『ベンタスブラック』の7Xで長さは45.25インチのスペックだ。 ロフト角10.5度は意外だったが、「9度を試していたんですけど、高さが足りなくて。少しダウンブロー目の軌道なので、10.5度が最適な数値でした」と調整を重ねた結果、最適なスピン量、打ち出し角を実現している。 先週はプロとしてレギュラーツアー3試合目の出場で初の予選通過、トップ5入りの成績。今週はさらに上を目指していく。