<葬送のフリーレン>複製体フリーレンが真価を発揮! これを目の当たりにしたフリーレンとフェルンは……
「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Leminoほかにて配信)の第26話「魔法の高み」が3月8日に放送された。激闘を繰り広げる複製体フリーレンと、フリーレン&フェルンのタッグ。その激闘の結果はいかに……。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】複製体フリーレンに立ち向かうフェルン(CV.市ノ瀬加那) ■消耗戦に突入する複製体フリーレンとの戦い 複製体フリーレンと、フリーレン(CV.種崎敦美)とフェルン(CV.市ノ瀬加那)の戦いに加勢しようと、残された複製体が迷宮最深部に集結し始める。それを食い止めるために動き出した一級魔法使い選抜試験受験者たち。彼らは各々に“戦いやすい”複製体に戦闘をしかけ、次々に討伐していく。そんな彼らの前に立ちはだかったのは一級魔法使い・ゼンゼ(CV.照井春佳)の複製体だった。 複製体ゼンゼの猛攻に受験者たちは脱落を余儀なくされる。そんな彼女に挑んだのはユーベル(CV.長谷川育美)だった。ユーベルが得意とする魔法は“大体なんでも切る魔法”。その効力を彼女は「私が切れると思った物はなんでも切れる」と説明する。髪の毛に対して“切れる”という確固たるイメージを持つユーベルはこの魔法で複製体ゼンゼの武器である髪の毛を切断し、容易く撃破してみせた。 その頃、複製体フリーレンとフリーレン&フェルンのタッグの戦いは激しさを増していた。複製体フリーレンを捉えたかのように見えたフェルンのゾルトラークも、あと一歩のところで防御されてしまう。一進一退の攻防のなかで先に窮地に立たされたのは複製体フリーレンのほうだった。この状況に対して“謎の魔法”を使用してフェルンを封じ込め、形勢逆転を図る複製体フリーレン。しかし、そこにできた隙をフリーレンは見逃さなかった。彼女は見事に自身の複製体を撃破し、迷宮最深部に到達する。 ■明かされるユーベルの強さの理由 2年前、二級魔法使い選抜試験を受験したユーベル。彼女が本試験において“試験官の一級魔法使いを殺害し失格処分となった”のはすでに語られていたとおり。その試験当日に何が起こったのか、本エピソードでそれが明かされた。 ユーベルに殺害された一級魔法使いの名前はブルグ。彼は“不動の外套”と呼ばれる、あらゆる攻撃魔法を防ぐ防御術式が組み込まれた外套を身に纏っていた。そんな彼を攻撃し、一歩下がらせれば合格となる二級魔法使い選抜二次試験。そこでユーベルは外套ごとブルグを切断。結果的に彼を殺害してしまう。試験後、外套を破った方法についてゼンゼから質問されたユーベルは「布っていうのはさ、切れる物なんだよ」と当然のように答えた。 ここで明らかになったのはユーベルの強さの理由だ。ほとんどの魔法使いは外套にかけられた防御術式を見て「切れない」と判断してしまう。しかし、ユーベルはそれを「布だから切れる」と判断し、容易く打ち破った。彼女の強さの源は、その先入観のなさにある。底知れぬ実力を感じさせる彼女の今後の活躍に期待を抱かずにはいられない。 ■迫力の映像の数々に感嘆の声が溢れる クライマックスに突入した一級魔法使い選抜二次試験。迫力の映像で描かれる激闘の数々に感嘆の声がXに多数寄せられる。なかでも投稿が目立ったのは複製フリーレンが放った“謎の魔法”についてだ。一撃でフェルンを抑え込むほどの強力な魔法。その描写に「何された…!?」「?!?!?」「こえええええええええええ!!!」といった驚きの声が多数寄せられ、SNSを大いに賑わせた。 無事に一級魔法使い選抜二次試験を通過したフリーレンとフェルン。ふたりの前に訪れる次なる試験内容とは……? 次週の放送が待ち遠しい。 ※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」 ◆文=はるのおと