コンビニ飯でも痩せられる!識者が明かす「食べていいメニュー」と「避けるべきメニュー」
「コンビニ飯」と聞いて何を連想するだろうか? おそらく「美味しいけど太りやすい」「手軽だけど不健康」などのイメージを持つ人は少なくないはずだ。 ▶︎すべての写真を見る しかし、忙しくてなかなか毎日自炊をする時間がない方にとって、コンビニ飯は頼れる味方。そんなコンビニ飯でも痩せることができると聞けば……そんなうれしいこともなくない?
ということで今回は、『コンビニ飯で勝手にやせる 7日間食べるだけダイエット』の著者であるミウラタクヤ氏に、そのメカニズムや実践方法について尋ねた。
「コンビニ飯=不健康、太る」ではない
ーーまず、「コンビニ飯=不健康、太る」というイメージがありますが、どうすれば30~40代男性はダイエットを成功させられるのでしょうか? 多くの人に誤解されていますが、コンビニ飯は食材をきちんと選べばダイエットできるんです。コンビニではご飯類や麺類、パン類を購入する方が多いと思いますが、よく見るとお惣菜も充実しています。そして、惣菜を活用すれば、ケトジェニックダイエットができるんです。 ーーミウラさんがおっしゃるケトジェニックダイエットについて、簡単に教えていただけますか? ケトジェニックダイエットとは、糖質を著しく下げて、その替わりに良質な油を摂る食事法です。毎日の糖質摂取量を20~30gにするため、ご飯や麺などの主食は摂らないのが原則になります。 糖質の制限によって体脂肪が分解し、その代わりにケトン体が増えるんです。そして、ケトン体が体内に増えることを「ケトジェニック」と呼びます。
ケトジェニックダイエットのプロ直伝!おすすめのコンビニ飯メニュー
ーーコンビニ飯で朝・昼・晩の三食を食べる場合、ミウラさんのおすすめのメニューは何でしょうか? 朝はゆで卵、MCTオイルを入れたコーヒー、野菜スティックやサラダなど。昼はタンパク質を豊富に入れたサラダ、焼き鳥、もしくは魚の切り身、ゆで卵、ワカメスープにして、夜はお昼と同じようにサラダとおかず、スープ、納豆などを購入し、ご飯などの主食はやめておきます。糖質の多い主食よりも、タンパク質や脂質などをメインに摂取する食生活を目指します。 ーー逆に、避けるべきメニューはありますか? コンビニによくある「超加工食品」の原型をとどめていない「フライドポテト」のようなものは避けるのが無難です。 また、添加物は腸内環境を悪化させるという説もありますから、できれば控えめにしておきましょう。ダイエットだけでなく、健康維持の観点からもお伝えしたいことです。 ーーコンビニ飯だと栄養が偏ってしまうのでは? 正直に言うと、栄養面を考えればできるだけ自炊した方が良いと思います。ただ「自炊だけ」もしんどいですし、「コンビニだけ」という方もおそらく少ないでしょう。大切なのは、メリハリをつけることです。 あと、コンビニ飯ではどうしても欠けてしまいがちなビタミン、ミネラルについてはサプリメントを活用するのもひとつの手です。個人的におすすめしているのは、ビタミンB群、C、カルニチン、鉄分、亜鉛です。 ーーカルニチンというのはどのような栄養素でしょうか? カルニチンは、ケトジェニックダイエットの観点から大事な栄養素です。体脂肪は、ミトコンドリアが燃やしてくれます。体脂肪はまず脂肪酸になり、それをカルニチンがミトコンドリアまで運んでくれるんです。