【漫画】過労と過食で倒れたことで、自炊にハマるシステムエンジニアに「健康ってやっぱり大事だな」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画サイト「COMIC OGYAAA!!」にて連載されている漫画『炊くんの生きのびごはん』の第1話『半額おにぎり定食』をピックアップ。作者である漫画家のよしたにさんが、2024年5月19日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、1.1万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では、よしたにさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。 【漫画】過食と過労で心筋梗塞に…システムエンジニアが健康のために自炊を始める話に「体は資本」の声 ■ストレスで過食に走るシステムエンジニア 世の中には2種類のシステムエンジニアがいる。追い詰められると、やつれるタイプと太るタイプ。飯田炊31歳は後者に当てはまる。体を壊すほど食べる飯田の姿に後輩の須藤も心配するが、「無理。食べないと家帰れないストレスでキレそう」と、言うことを聞かない。 「なんとか言ってくださいよ。メンバーの管理は、PM(プロジェクトマネージャー)の仕事でしょ」と須藤が上司の上野に助けを求める。しかし「いま飯田に抜けられると困るんだよなー」と、あまり取り合おうとしない上野。 「だって3か月前飯田さん、こんなジャ〇・ザ・ハットみたいじゃなかった。人の形をしていた。」と、心配しているようなディスっているようなことを言う須藤。それを聞いた上野が「いくらストレスがひどくても、あの量腹に収まるもんかねー。はははははは」と笑う。 上野の発言に我慢の限界がきた飯田は、「誰の組んだスケジュールのせいでストレスたまっていると思って…」と勢いよく立ち上がる。しかしその瞬間、飯田の体に異変が発生。「…痛くて…息が…」と言って倒れてしまい――。 物語を最後まで読んだ人たちからは、「飯田さんが自分と重なる」「労災おりないんだ…」「仕事が辛い時、ドカ食いしていたのを思い出した」「健康ってやっぱり大事だな」「体は資本」など反響の声が多く寄せられている。 ■サラリーマン時代、常にうっすら抱いていた「いっそ倒れて楽になりたい」という気持ち ――『炊くんの生きのびごはん』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 もともと自炊も料理漫画も大好きなんですが、「どこにでもいるSEの」「手間をかけずにそこそこうまい一人メシ」の漫画があってもいいかな、と思って描きました。 ――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。 「保存できる、冷凍できる、使い切れる食材」「どこの家にもある調味料」「簡単な調理法」を意識してます。 ――個人的に、モヤシの安さに感動している様子を「恋が生まれる瞬間」と表現しているところが好きです。よしたにさんが特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 「いっそ倒れて楽になりたい」はサラリーマン時代、常にうっすらあった感情で、それを描いて言葉にできたのはちょっと気に入っています。 ――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。 サラリーマン時代の記憶とか、ごはんを作るときに思うこととかを膨らませて描いています。 ――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。 頑張るコマと頑張らないコマをしっかり分けることと、「何が描いてあるか」がわからないことだけは避けるよう意識してます。 ――今後の展望や目標をお教えください。 読んでくださった方が「お手軽やんけ、自炊やってみようかな」と思ってくれる漫画が描けるといいなと思っています。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! 長く楽しんでいただけるよう、応援よろしくお願いします!