天井に空洞だらけのトンネル…国交省が建設会社に行政処分 トンネルではコンクリート全てはがすなどやり直し工事中
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和歌山県の空洞だらけのトンネルを巡り、業者に営業停止が命じられました。 営業停止が命じられたのは和歌山市に本社がある建設会社「浅川組」です。浅川組は和歌山県の那智勝浦町と串本町を結ぶ「八郎山トンネル」の工事を担当して、おととしに工事を完了していましたが、その後に天井部分で複数の空洞が見つかったほか、コンクリートの厚さが30cm以上必要な場所で厚さが3cmしかないなど、施工不良が相次いで見つかりました。 この問題を巡り国交省・近畿地方整備局は、浅川組が八郎山トンネルで粗雑な工事を行っていたほか、工事での虚偽報告を繰り返していたとして、7月10日から40日間にわたり公共工事の営業停止を命じました。 八郎山トンネルでは、コンクリートを全てはがすなどやり直しの工事が進められていて、本来の開通予定時期から2年後の来年12月に工事が終わる予定です。
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