秋田魁新報が創刊150年 佐川社長「変化へ力を」
秋田魁新報社(秋田市)は2日、創刊150年を迎えた。現存する地方紙として、山梨日日新聞(甲府市)、信濃毎日新聞(長野市)に次ぐ歴史を持つ。佐川博之社長は本社で開いた式典で「人口減少による地域コミュニティーの崩壊が最大の懸念」との認識を示し、「秋田が変わっていくため力を尽くそう」と社員に呼びかけた。 秋田魁の前身は1874年に創刊した「遐邇新聞」。その後、題号を複数回変える中、後に首相となった犬養毅が一時主筆を務めた。89年に秋田魁新報に題号を変えて以降の通算発行数は2日で4万7671号に達した。