【全写真公開中!】これがEVのゲレンデバーゲンだ! メルセデス・ベンツGクラス史上初のBEVモデル、G580 with EQ テクノロジー登場!!
あとはもう乗ってみるだけだ!
6年振りに大幅アップデートを受けた新型Gクラス。ここでは内燃モデルやPHEVから遅れて情報が公開されたGクラス初のバッテリーモデル、G580 with EQ テクノロジーにスポットを当てる。 【写真86枚】Gクラス初のBEVモデル、G580 with EQ テクノロジーの内装、外装、装備など全写真公開中! ◆最高出力は588馬力! 注目のスペックは思わずワクワクさせられるものだ。電気モーターは何と各輪1基ずつの合計4基を搭載。それぞれ最高出力108kW(147ps)、最大トルク291Nmを発生し、合計出力は432kW(588ps)、1164Nmを誇る。しかも各輪に1.9:1のローレンジが組み込まれているのだ。 電子制御によるバーチャル・デフロック、トルクベクタリングなどの働きにより、その場で360度回転ができるGターン、タイトな道で舵角を抑えるのに貢献するGステアリング、悪路での速度維持を容易にするオフロード・クロウルといった機能が追加されている。最大渡河深度は850mmで、何と内燃エンジン車の700mmを上回る。電装系は完全に密閉されており、しかも内燃エンジン車には必須のエア・インテークが不要なおかげだ。 ラダーフレーム内に見事に収められたバッテリーの容量は116kWhで、航続距離は470kmとされる。実は前述のAピラーカバー、スポイラーリップに加えてボンネットを高く持ち上げたことなどにより、Cd値は従来の0.53から0.44へと改善されている。元のフォルムをできるだけ維持しながら空気抵抗を低減し、電費向上に繋げたわけだ。3085kgにも達する車重を考えても、まずまずの数値と言えるだろう。 新型Gクラスは、遂に訪れた電動化の波を、見事に新しい魅力として活用することに成功した。 文=島下泰久 写真=メルセデス・ベンツ (ENGINE 2024年6月号)
ENGINE編集部
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