<春風を待つ―センバツ・宇治山田商>初戦は東海大福岡 大会第4日第1試合 主将「まずは1勝を」 /三重
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が8日、毎日新聞大阪本社オーバルホール(大阪市北区)であり、宇治山田商は大会第4日の第1試合(21日、午前9時開始)で東海大福岡(福岡)と対戦することが決まった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 伊藤大惺主将(2年)がくじを引いた。伊藤主将は「他の出場校の主将が集まる抽選会で、甲子園に出る実感が少しずつ湧いてきた。相手は投手が良い印象。まずは1勝したい」と意気込んだ。 東海大福岡は7年ぶり3回目の出場。秋の九州地区大会で4強入りを果たした。1回戦の九州学院(熊本)は4点差を付けられたが、九回表2死から同点に追いつき、延長十回タイブレークで逆転勝利した勝負強さがある。主戦の右腕・佐藤翔斗投手(2年)は187センチの長身を生かし、直球と多彩な変化球を投げ分ける。 宇治山田商は13日に甲子園練習を行い、16日に大阪府泉大津市の宿舎に入る。村田治樹監督は「東海大福岡は佐藤投手ら投手が良くて、粘り強い野球をする印象。これまで試合をしたことはないが、自分のチームのモットーである1点をもぎ取る野球をしっかりと行っていきたい」と語った。【原諒馬】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇寄付と応援バス参加を 宇治山田商業高校の同窓会やPTAなどでつくる甲子園出場実行委員会は、センバツ出場に伴う費用への寄付を呼びかけている。また、出場する試合を甲子園アルプススタンドで応援するバスツアーの参加者を募っている。詳細は、同校ウェブサイト=QRコード。 〔三重版〕