片岡愛之助さんが稽古中に鼻と上あごを骨折 舞台装置に接触
松竹は30日、京都・南座で12月1日に開幕する吉例顔見世興行の舞台稽古(げいこ)中に、歌舞伎俳優の片岡愛之助さん(52)が下降してきた舞台装置に接触し、鼻などを骨折したと発表した。 松竹によると、29日午前11時ごろ、昼の部で上演予定の舞踊「大津絵道成寺」で、高さ約7メートルから雲を描いた木製パネル(縦約1メートル、横約2メートル)が下りてくる場面の稽古中、パネルが愛之助さんの顔に接触した。稽古終了後、愛之助さんは病院で上あごと鼻の骨折と診断されたという。 公演は12月22日までの予定。愛之助さんは当面、休演し、「大津絵道成寺」は中村壱太郎さんが、夜の部で出演予定だった「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」は中村萬太郎さんが代役を務める。【関雄輔】