トッププロも驚愕!DAIWAの新ベイトリール『24スティーズ SV TW100』の使用感とは!?
φ32mm SV BOOSTが叶える圧倒的な飛びとトラブルレス性能
青木「もうコレだけしか使えないな。早く全てをコレに入れ替えたい」 この日、青木さんがNEW STEEZを組み込んでいたロッドは66M。1本で様々な釣りに対応すべく、バーサタイル性の高いモデルを選択していた。 ある時は巻き、ある時は撃ち。特に今回主軸となった巻きの釣りでは、まず圧倒的な飛距離を稼げることに対して、青木さんは冒頭の通りに語ったのだった。 青木「元々、自分は様々な釣りに小回りの効く小口径スプールが好みで、先代スティーズ SV TWはちょっと大きいなと感じていたのも事実」 NEWスティーズに搭載されたスプールは『φ32mm径』。超軽量かつ高強度を誇るG1ジュラルミン素材はそのままに、先代より2mmの小口径化。なおかつSVスプールから 『SV BOOSTスプール』へと進化している。 つまり、小口径化はよりフィネスなルアーにも対応力を底上げした一方で、SV BOOSTスプールがあらゆるルアーで圧倒的な飛距離を稼ぐことを実現。NEWスティーズは最高峰でありながら、よりバーサタイル性を広げたモデルに仕上がっていることがわかる。 また小口径化に伴い、ボディはコンパクト化が進みパーミング性能がより高まっていることも想像に難くないだろう。
飛び道具としての走破性を実現する「ULTIMATE CASTING DESIGN(アルティメット・キャスティング・デザイン)」
青木「巻きに関しては、ジリオン同様、何もこれ以上望むことはない」 NEWスティーズには巻き道具として初期性能が長く続くことを追求した設計思想『HYPERDRIVE DESIGN(ハイパードライブデザイン)』がインストール済み。 2021年に登場したジリオンSV TWに初搭載されて以降、現在までに数々のモデルに採用されてきたことはご存知の通り。当釣行で青木さんがもうひとつの巻きの主軸として捉えたスピナーベイトには610MH、そしてジリオンSV TW1000Hが組み込まれていた。Hとは即ち、DAIWAベイトリールの基準としてギア比7クラス(*ジリオンの場合は7.1)を意味している。 青木「一度、外部調整マグダイヤルで設定すれば、サミングなしでも気持ちよくぶっ飛んでくれるし、ピッチングでも何もトラブルがない」 青木さんが語ったその言葉が、NEWスティーズの進化を象徴する。 それこそが、DAIWAが長きに渡り心血を注ぎ続けてきた電磁誘導ブレーキの絶大なるアドバンテージ。NEWスティーズに新たに組み込まれたのは、その優位性をさらに研ぎ澄まして、飛び道具としての走破性を追求する『ULTIMATECASTING DESIGN(アルティメット・キャスティング・デザイン)』という設計思想だった。 新たな設計思想を構成するのは4つの最新鋭テクノロジー。ブレーキ、スプール、ラインガイド、そしてゼロアジャスト。NEWスティーズにはそれぞれ、SV BOOST、G1ジュラルミン、TWSをフル新型ボディにアジャストすべく最適化。そして最注目したいのが『ゼロアジャスト』という新コンセプトだ。 何とNEWスティーズには、メカニカルブレーキという概念すら存在しない。かつての一度設定すれば以降は再設定不要という意味ではなく、ハンドル側サイドプレートにノブこそ存在するものの素手での可動は不可能。メカニカルと呼ばれたサブブレーキを要せず、メインとなるブレーキシステムの調整のみで全てにおいて快適なキャストを可能としてしまうのがNEWスティーズなのだ。