トゥヘル監督の退任は白紙に? バイエルン、チーム内から続投を望む声…首脳陣も再検討か
バイエルン・ミュンヘンは先日のホーム最終戦前に退団セレモニーを開催も今季限りで退任するトーマス・トゥヘル監督は送り出さなかった。 バイエルンは11日に行われたブンデスリーガ第33節でヴォルフスブルクをホームに迎え、2-0で勝利。試合前には今夏に契約が満了となるDFブナ・サールとFWエリック・マキシム・シュポ=モティングの2人の退団セレモニーが行われた。一方で、司会を務めたスタジアムアナウンサーは「まだシーズンが終わっていない。FCバイエルンとしては2位フィニッシュを狙う」と強調し、トゥヘル監督やコーチ陣を送り出さない理由を説明している。 しかしトゥヘル監督に感謝のメッセージや花束が贈られていない理由はほかにもあるかもしれない。次期監督探しが非常に難航しているバイエルンだが、『ビルト』によれば首脳陣は一転してトゥヘル監督の続投も検討しているという。ヤン=クリスティアン・ドレーセンCEO(最高経営責任者)、ヘルベルト・ハイナー会長、ウリ・ヘーネス名誉会長、カール=ハインツ・ルンメニゲ前CEOが出席した13日の定例監査役会でも同監督の将来も議題にあがったと伝えられている。 また、『スカイ』はチーム内でもトゥヘル監督の続投を望む声があがっていることを指摘。どうやら主将のGKマヌエル・ノイアーや副主将のMFトーマス・ミュラーが幹部にその希望を伝え、さらにFWリロイ・サネやハリー・ケイン、エリック・ダイアーやジャマル・ムシアラも同監督の“支持派”とみられるようだ。