婚活連敗の彼が「年収1300万円女性」の心掴んだ技、「何言っているかわからない」と振られた彼に起こった変化
が、直也さんの場合は、里穂さんが猛烈に忙しいこともよくわかっているので、「気に入ったら時間があるときに『OK』と返してくれればいい」というスタンス。提案が押し付けではなく、相手のことを思いやったものになっているのです。 里穂さんにしてみれば、忙しいなか直也さんがポンポンと決めてくれるので、無理なく付き合える。高収入の女性のほとんどは、予定を組み立ててもらえると助かります。 仕事で疲れているので、いちいち「どこがいい? どこがいい?」と聞かれるのは面倒。好みをだいたい把握してくれてコンシェルジュのように候補を出してくれたら、そこから選ぶだけでいいので心地いい。
直也さんはかなりの量の情報を送ってくるそうで、女性によっては「こんなに送ってくるなんて迷惑、気持ち悪い」ということもありえますが、里穂さんは気にならない。逆にありがたいと感謝するのです。 直也さん自身が言うには、「ウザいゴリ押しか、波長が合うかは紙一重」だそう。彼はウザいゴリ押しにならないように、相手の顔色を見るようになっていました。素直な性格が功を奏したのでしょう。 ■転勤の多い彼女「僕が支える側になります」
さらに、直也さんは褒め上手でもあります。褒めるといっても「目が大きいですね」といった身体的なことはNG。その人の生き方について褒める。例えば「昨日残業だったんだ」と言えば、「遅くまでたいへんですね、お疲れさま」と返す。「こんな人がいて困った」と愚痴ったら、「そういうこともありますよね。気持ちわかります。がんばれ」と同意して励ます。 まるで兄のような包容力でいい気分にさせるんです。昨今は男女とも「受験勉強さえしてれば何もしなくていい」と甘やかされて育った人が多いので、直也さんのように、兄のように女性に接することができる人はなかなかいません。
そして、直也さんは自分が里穂さんより500万円ほど年収が低いということをよくわかっています。「里穂さんと結婚したら、僕は里穂さんを支える側にならなければ夫婦生活はうまくいかない」とわかっている。 里穂さんを紹介する際、「彼女はたびたび転勤があります。全国どこに行くかわかりません。それでもいいですか」と説明したときも、「これだけ年収があるということは能力が高く、彼女でなければできない仕事があるということ。転勤があってもやむをえない。僕がついていきます。僕はリモートワークを中心にして出社の必要があれば僕が動きます」という。