婚活連敗の彼が「年収1300万円女性」の心掴んだ技、「何言っているかわからない」と振られた彼に起こった変化
■高収入でも「アラフォーだから」と低姿勢の女性 直也さんよりも1歳年上で同じアラフォーの女性・里穂さん(仮名)。直也さんと同じ一流大学卒業で、年収は1200万~1300万円。ただ、出張や転勤が多いことと、アラフォーという年齢を気にしており「婚活は難しいのではないか」と低姿勢です。 お相手については、「年収はあまり気にしません。自分の働き方を理解してくれればいい。年齢も50代でもいいです」と言っていました。直也さんを紹介する際、「同じ大学の方です」と知らせると「それはいいですね」と喜んでいました。
直也さんと里穂さん、年収に差はありますが、趣味、教養、感性はぴたりと合っていました。初めてのデートは美術館。2人とも文化的なことが好きで、読書も好き。直也さんがおすすめした本を里穂さんは素直に購入し、次のデートで持ってきました。 里穂さんがその本で好きな一節を教えると、直也さんは「彼女は教養がある男性が好きなんだな」とピンと来たそうです。1日デートをしてもそれほど中身のある会話をしていないカップルが多いのですが、この2人は濃い会話をしていました。
里穂さんは頭がいいので、直也さんの話し方を早口とは思わなかったようです。たとえ聞き取れなくても前後の会話からだいたい把握できるので、いちいち「何を言っているかわかりません」なんてツッコまない。わからなければ「それはこういうことですか」と自分の言葉に置き換えて質問を返していくことができる女性でした。 ■ツアーコンダクターのごとくデートを計画 2人の趣味が一致したことに加え、直也さんは忙しいキャリア女性の心をつかむワザをしっかりと身につけていました。まずデート。直也さんはいつもツアーコンダクターのように細かく予定を立ててくれます。
里穂さんの地方での用事に合わせて直也さんも休みをとり、2人で過ごしたことがありましたが、そのときもランチを食べて観光をしてスイーツを食べて⋯⋯とその日の予定は直也さんがすべて組んだそうです。 毎回デートのたび、直也さんは事前にそのエリアでおすすめのスポットを3つ、4つ、LINEで送信。彼女が見て返事がなければ、「足りなかったかな」「方向性が違ったかな」と思い、またいくつか提案する。 既読になったまま何も返ってこないと「嫌われたのだろうか」と不安になる人や、場合によっては「俺のLINEに返信しないとは、何様なんだ」と怒り出してしまう人は少なくありません。