【MINATOシティハーフマラソン】女子ハーフ総合は山崎綾奈が悲願の初優勝
MINATOシティハーフマラソン2024(スポニチ後援)は17日、東京都港区立芝公園周辺をスタート、東京タワーにフィニッシュするコースに6449人がエントリーして行われ、女子ハーフ総合は山崎綾奈(37=PRC)が1時間18分39秒で制した。 山崎は3度目の出場で、念願の初優勝を飾った。初出場の一昨年は3位で、昨年は2位。「今年は優勝を狙っていたので、無事に1位を取れてすごくうれしいし、ホッとしました」。三度目の正直に満面の笑みをみせた。 小学、中学、高校とバスケ部で、社会人になってからも仲間たちと続けていた。転機は世界中を襲ったコロナ禍。体育館を使用できなくなり、代わりに始めたのがランニングだった。「暇だから走ろうかなって。そしたら、こっちの方が楽しくなった」という。 所属クラブでの練習は週に2回。男性と同じハードメニューをこなす。また、最近では腹筋とお尻回りの筋力トレーニングも精力的にこなした。「元々マラソンをやってこなかった人なので、フォームとかがあまり良くなくて、どこかしら痛めたりしていたんです。なので有識者に補強法を習ったんです」。効果は抜群だった。 本格的に走り始めて4年目の新女王。「もうちょっといけるかなと思う。後半(ペースを)上げられなかった。でも、やっぱりうれしいですね」。目標の1時間17分台には惜しくも届かなかったが、ゴールテープをトップで切った喜びをかみしめた。